これからの時期にピッタリ! ピースポーター・ゴールドトロピュフェン リースリング カビネット【取り扱いワインの紹介】

今日ご紹介するワインはこいつです。

ピースポーター・ゴールドトロピュフェン

Piesporter Goldtropffchen Riesling Kabinett 2009 Bollig-Lehnert(ピースポーター・ゴールドトロピュフェン・リースリング・カビネット2012ボリグ・レンネルト

ピースポート村で作られるのでピースポーターという名前です。ゴールド・トロピュフェンは黄金の雫という意味。

ドイツのワインの多くは甘口で、辛口は少量しか作られていません。
ドイツはヨーロッパでも北の方でワインを造るのには比較的寒いのでブドウが熟しづらく、他の地域のワインのように凝縮した味のワインが造りづらいので、渋くなりやすい赤ワインではなく白ワインがメインなのだと思います。

そういった環境の中で、美味しいワインを造るのは非常に難しく、逆にドイツワインとしての特徴を出すのに「甘口」という選択をしているのでしょう。

このように、ドイツワインは甘口ワインの代名詞のようになっていますが、非常に奥深く、「ドイツワインはワインの墓場」(最終的にワイン好きはドイツワインに行き着くという意味)と言われています。

もちろん僕もドイツワインは大好きで、らくだでワインのラインナップを増やすと言われたときに、真っ先に「ドイツワインを置こう!」と思いました。(笑)

そんなわけで、らくだでは現在この「ピースポーター・ゴールドトロピュフェン」と、TBA(後述)のマルクスクラウス・ヴァイスブルグンダーを置いています。

さて、ここで少しドイツワインについてお話ししましょう。

ドイツワインは先述のように甘口が主流ですが、法律で格付けされています。

大枠のくくりではターフェルヴァイン(テーブルワイン)、QbA(特定産地上質ワイン)、QmP(肩書付上質ワイン)の3つに分類されます(厳密にはテーブルワインは2種類あります)。

そのうち、テーブルワインは僕も飲んだ事ありませんがあまり市場に出ていなく、ほとんどがQbAとQmPのワインになります。
恐らく皆さんが飲んだ事のあるドイツワインはQbAが多いでしょう。

QbAよりも高級とされているのがQmPで、QmPはさらに6つの等級に格付けされます。

そのQmPで一番下の等級にあたるのがカビネットで、上の等級にいくほど収穫時のブドウの糖度が高くなり、発酵段階で糖分が残ったまま発酵を止めるので、甘いワインができあがるわけです。

つまりは格付けが上がるほど甘いワインになるのがドイツワインの特徴です。

さて、今回のワイン、ピースポーター・ゴールドトロピュフェン・カビネットは、等級が一番下のカビネットがゆえに甘すぎず、程良い酸味のおかげでスッキリとした非常にバランスがよいワインです。

白ワインは通常、9℃ほどに冷やして飲むのが最適なのですが、そのくらいの温度ではやや酸味が目立ち、さわやかな印象の飲み始めになります。

その後、温度が上がってくるにつれ酸味が抑えられ、甘さとのバランスが絶妙になってきます。

その変化を楽しみながら飲むのがこのワインには合っていると思います。

また、甘すぎないため料理にも合いやすく、薄目の味付けのものから重すぎない料理にはたいてい合うので、いろいろな料理との相性を楽しめるワインです。

と、ここまで言っておいて、現在らくだでは品切れ中です。。。

また同じワインをがんばって仕入れたいと思いますので期待していてください。

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投稿者: ホソロック

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